高所恐怖感は親から子への行動遺伝によるところが大きい

2011.10.28

四階以上に居住している、ベランダから下を見たときに「少し怖い」と回答した児童と「怖くない」と回答した児童それぞれの母親が、ベランダから下を見たときに怖いと思ったかどうかの集計結果である。つまり、親子間で「高所恐怖感」を共有しているかどうかを見たわけだが、はたして結果は、ベランダから下を見ると「少し怖い」という児童の母親にはやはり「怖い」「どちらかといえば怖い」と思っている者が多く、逆に「怖くない」とした児童の母親には「怖くない」「どちらかといえば怖くない」とする母親が多かった。

[参考サイト]
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このことから、母親が日常生活において、ベランダや窓から下を見て怖がっていると、子どもは母親のようすを見て「高所は怖い」と思うようになり、逆に母親が高所に平気なようすなら、子どもも平気になると考えられる。高所平気症は、子どもが視覚的に高所に慣れることで生じるということもむろんあるかもしれないが、それよりも母親(や家族)の高所に対する態度に影響されてつくられることが強く示唆される。いうなれば、親から子への行動遺伝なのだ。