保育所工事を獲得している例

2011.11.11

B工務店は、保育所が得意である。その市の保育所の八割までがB工務店の施工である。当然、B工務店の毎年の完工高のうち二〜三割は保育所工事である。では、なぜこんなに保育所工事がとれるのであろうか。A建設と同様に、B工務店では保育所の開設事務あるいは建築資金の手当からお手伝いしている。保育所の開設については、日本船舶振興会などのような団体からの寄付がもらえる。市によっては開設助成金も出る。その他各種の融資制度がある。

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しかし、これらを有効に活用できるためには福祉法人にすることがより好ましいこととなる。そこでB工務店では、お寺さんや教会などが付属事業として保育所などを始める場合に、法人の設立からお手伝いして差しあげるわけである。お医者さんにしても、宗教家にしても、日々の本業が忙しいから、そのような手続きや金策はなかなか苦手である。こういう人様の苦手なことをしてあげるところに商売の道が開けてくる。これが仕事を創り出すチャンスである。これからの建設業は、できあがった図面をいただいて施工するだけでは利益はあがらない。なぜなら、図面をつくりあげるまでの事業計画がいちばんむずかしく、発注者の悩んでいることだからである。なにもかも発注者が段取りしたあとの施工だけをもらうときには、いかに安く請けられるかしか、相手に与えるメリットも、こちらが仕事をいただくチャンスもないと考えるべきである。